飲食店向け予約顧客管理システム「テーブルソリューション」を提供するVESPER(ベスパー)は、飲食店の予約無断キャンセル防止機能の新サービス「キャンセルプロテクション」を提供する。
ベスパーでは、ネット予約成立時のクレジットカード決済やカード利用枠の一部仮押さえ(与信)が可能な「テーブルチェッククレジット決済」を提供していたが、これを導入費用や月額固定費用を無料とし、新サービスとして提供するもの。
予約の直前または無断キャンセルは飲食店にとって経営に直結する大きなリスクであるが、ベスパーによると、直前・無断キャンセルはいまだ後を絶たず、特に訪日外国人旅行者の予約キャンセルは、通常の予約に比べて倍に近い数になっているという。
ベスパーでは、無断キャンセルが横行する要因の一つとして、事前決済をしなくても予約が成立する飲食業界の予約受付スタイルにあると指摘。抜本的な解決策として、ネット予約を主流とするカード決済型の予約受付スタイルを普及させることとし、従前の「テーブルチェッククレジット決済」を提供していた。
しかし、導入費用や月額固定費用の負担から、飲食店での導入が進まなかったことから、新サービスの「キャンセルプロテクション」として無料提供を開始。同サービスの普及を加速していく考えだ。
サービス開始は2017年6月1日を予定。対象はテーブルソリューション導入店舗で、同ソリューションの月額利用料金や、キャンセルプロテクションの決済手数料や取引手数料が発生する。